先週旅していたのは、
鹿児島県の
屋久島でした!
ただでさえ飛行機の欠航率が高い島なのに、直前で台風10号が直撃するというなかなかのタイミングで行ってまいりました。(私は雨女)
屋久島といえば屋久杉ですね。
現在確認できる最大の屋久杉「縄文杉」を見るために、10時間かけてトレッキングを行う予定でしたが、台風のがけ崩れの影響で
通行止め。もののけ姫の舞台といわれる白谷雲水峡もまわる予定でしたが
通行止め。このために行ったと言っても過言ではないので、直前までチェックしていましたが、復旧の目処たたず。立ち入り禁止でした。
(ちなみに私が帰った次の日に復旧しました。コントなの?)そこで急遽、唯一開園しているというヤクスギランドから太忠岳(1497m)を目指すトレッキングをすることに。
ヤクスギランドなんて遊園地みたいなネーミングなので甘く見ていましたが、
計7時間、みっちり登山でした。
こんな感じの森を進んでいくと、
樹齢1000年、2000年を超える大きな屋久杉がいくつも見られます。
ちなみに樹齢1000年を超えたものを屋久杉と定義しているようです。
伐採したあとの切り株からまた新たに生えてくる屋久杉。
倒れた屋久杉にも新しい杉が生えていて、自然のたくましさを感じました。
森を進むこと4時間。
天柱石(頂上の岩)に到着!
(知らない人なのでモザイクで失礼します)
写真だと高さが伝わらないのですが、普通に崖です。ロープで登ります。
おなかぺこぺこだったので岩の上でお弁当を食べましたが、高所恐怖症の方はキツいと思われます。
こんな巨岩を見たのは初めてかもしれない。
台風というきっかけがなかったら、登ることもなかったであろう太忠岳。
行ってよかった場所のひとつになりました。
宿に帰ってきてお風呂に入ったら、もちろんビールですね。
頂き物の
YAMAP別注おつかれ山ビール!YAMAPユーザーにはたまらないですね。
最高に美味しかったです。
どうも。ここまで書いて全部消えたので、泣きながらもう1回書き直している可哀想な私です。気を取り直して
ダイビング編へ。
山の次は海でございます。
(※標高差で減圧症のリスクがあるので、必ず山→海という順序を守りましょう。)
この日は透明度まずまずでしたが、十分綺麗にお魚が見えました。
ウミガメは何回見てもテンション上がっちゃいますね。
小さい子ガメで可愛かった!
カラフルすぎるハナヒゲウツボ。
怖さ半減です。
キリンミノカサゴ…だった気がする。
ログ付けちゃんとせえ。
シラユキウミウシ。
私のウミウシコレクションに追加。
シラユキモドキもいるらしい。
ややこしいわ!
屋久島のダイビングで楽しみにしていたのが、このゼロ戦というスポット。
かつて特攻にも使われた旧日本陸軍の戦闘機「疾風」とみられる機体の一部が沈んでいます。
まわりに群がっているのは全部魚です。
その昔ここが戦争の舞台であったという事実と、時が経って人工物が自然に融合している姿は考えさせられるものがありました。
3ダイブして終了。物足りない!
海の次は川ですよ〜最終日のギリギリまで屋久島の自然を感じ尽くします。
安房川をカヤックで。
この川の水が本当に綺麗。
このまますくって飲めるんです。
今回の登山はボトルだけ持って行って、沢の水を汲みながら登りました。
まろやかで美味しい!
屋久島の魅力は水でもあるんだな。
森の静けさに包まれながら、カヤックの上でのんびり。森林浴とはこのことですね。
屋久島で一番よかった経験かもしれません。
インストラクターの方にスカウトされたので、将来私はここでカヤックの先生をします。遊びに来てね。
山、海、川。遠い時代から自然がまるごと残っている屋久島。
今回台風10号の影響でブーブー言っていた私ですが、台風は自然にとって必ずしも悪いことではないんですよね。
台風でなぎ倒された木は新しいスペースをつくり、また新たな木が生えてくる。世代交代。
荒波は海をかき混ぜて、近年高くなりすぎた水温を下げる。
雨は大地を洗い、川底の堆積物を押し流し、清らかな川を創り出す。
自然の再生には必要不可欠なプロセスなのかもしれません。
屋久島に来て一番感じたのは、そういった自然の破壊と再生、そして人との共生でした。
自然とどう対峙するのか、何が正しいのか、ずっと考えていかねばならない問題です。
以上、ワールドビジネスサテライトでした。(?ちなみにアクティビティも楽しいのですが、島を一周ドライブすると、また色々な景色が見られます。
大川の滝は、大迫力でオススメです。
駐車場から歩いてすぐなので是非!
というわけで、長すぎる屋久島冒険記はおしまいです。
もっともっと書くことはたくさんあるのですが、一応ソー◯嬢でここはシティヘブンなので、ここまでにしておきます。
お読みいただきまして、ありがとうございました。
おまけ
いつものコマネチ
ココ